2016年3月19日土曜日

最近のこと




某日

仕事で車を運転しているとラジオから大滝詠一の君は天然色が流れてくる。



涼しげだけどじわじわと熱を帯びる大滝詠一の歌いまわしがよく晴れたその日の天気とマッチしていて、思わずああ春だなと感じる。こんなに気分がいいのになんで仕事に縛られてないとダメなのか、このまま一人で遠くまでドライブしてしまいたいというダメな気持ちが湧いてくる。学生時代は春が来るたびに仲いい友達や学生という自由な時間との別れが一歩近づいてしまっているような気がして春は嫌いだったけど、社会人になってそういった失うものがなくなったからなのか、そこまで春が嫌いじゃなくなった。早く暖かくなってほしい。







某日

最近は通勤と帰宅中に、Youtubeに上がってるオードリーのオールナイトニッポンを聴き漁ってます。なにより学生時代からの仲の若林と春日が、そのままのノリで、今も仲いいのが伝わってきて飽きない。普段まともにフリートークを考えてこない春日が「すべらない話」でMVSを獲ったことに対して悪態をつく若林の回とか最高です。


若林「来年の新ネタ、全っ部お前のセリフ少なくしてやるからな」



あとは帰宅して見たアメトーークの「今年が大事芸人2016」が面白かった。この回で特筆したいのはメイプル超合金のカズレーサーの他ない。見ていて楽しい。見ていて楽しいけど、多分それ以上に本人が一番アメトーークを楽しんでるんやろうなってのが伝わってくるのが最高。初登場にも関わらず緊張の色が全然ないことを聞かれたのに対して、テレビで見たことあるんで!と満面の笑顔でMCに返す下りとか本当に大好きです。バラエティでひな壇に座ってヘラヘラしてるところをずっと見ていたい。対して永野がネタをやり続ける後半はイマイチだった。アガってるのが目に見えてわかったし、必死過ぎた。永野で15分は長かったなあ。



仕事からの現実逃避をお笑いに求め続ける日々…






某日

横尾忠則の1980~1987年にかけての日記を纏めた本を古本屋で購入。展示会で世界中を飛び回る一方で、渋谷のゲームセンターで糸井重里に教わりながら連日パックマンのゲームに耽る若かれし日の氏の記録。所々日記を書くのが面倒になったのか、見開き一ページ殆ど空白の時期があったりして笑ってしまう。ただ、基本的に平日は本を読む気力が沸かないのでまた積読が一冊増えてしまったことになる。すべてを消化できる日は来るのか。









某日


turnoverという好きなバンドの来日が決まった。turnoverは去年二枚目のアルバムを出してそれで知った。詳しい音楽性の話は以下を参考下さい。


好きだと思う音楽に対して本当になんでそれが好きなのかを言語化するのは難しい。90'sエモ~オルタナの影響下にありつつも、リバーブの効いたドレームポップぽいギターが加わっていて云々、それっぽいことはなんとなく言えるけれど。例えば、それは恋人の好きな所を「優しくて思いやりがあって頼りがいのある所」と言ってしまうのと似ていると思う。言葉にした途端薄っぺらいものに聞こえてしまい、「そんなもんじゃないんやけどなあ」というモヤモヤとした気持ちが残る。

正直turnoverもCDに対訳ついてなかったから何を歌ってるのか知らないし、知ったのも去年なので擦り切れるまで聞いたというバンドではない。けど言葉とか聞いた回数を超えて自分の中にスッと入ってきたのは間違いないことで、そういうバンドに出会うと勝手に何かが通じ合った友達を遠くのアメリカに見つけたような感動、というか錯覚も覚える。大袈裟やけど、自分にとって色んなバンドの音楽を聴くのはそういう感覚。ライブ見に行けるの楽しみだなあ







某日

友達に普通メス犬は小便をする時、足を上げてしないことを教えてもらう。曰く、足上げはメスに男らしさをアピールするためにオス犬がする行動らしい。そんなわかり易いことってあるのか、と思ったが調べていると本当らしい。うちで飼っているトイプードルがメスにも関わらず毎回足を上げているのは何なのか…。3ヶ月近く毛を刈っていないためにふかふかのカーペットの一部ようになっていた彼女も、毛を刈ってもらいベロア生地のような質感に仕上がっていた。






某日

Predawnのバンドセットのライブを見に行く。会場には椅子がずらーっと置いていて座ってみるタイプのライブだった。


Predawnの歌声は本当に生まれてきてくれてありがとうというかんじの素晴らしさがある。平易な例えをするなら天使のようというか。topshelfレコードとかからリリースしたらアメリカでも聴かれると思うんやけどなあ。余りにも心地よくて途中うとうととしてしまったけどそれはそれで贅沢な時間でした。

一緒に行った友達と帰る前に少し飲む。結婚の話題になった時「いずれ今の彼女と結婚出来ればいいと思うけど、今はしたくない」と生意気な事を言う自分に対して「結婚したいと思ってるなら定期的に結婚を匂わせる事を言っておかないといけないよ」と苦言を呈された。なんだか盆栽に霧吹きで定期的に水遣りをするみたいだなと思った。やっぱり20代中盤に差し掛かった今日この頃、飲みの席では大体結婚についての話をしている気がする。